炙るあざとさ 炙らない正直さ

刺身とか映画とかあれとかそれ

(ごはん)松屋のカレーとなか卯の牛丼

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出展:https://www.matsuyafoods.co.jp/menu/curry/cri_ori_170307.html

松屋のカレーはエモい。カレーをメニューとして出している牛丼チェーンは多々あれど、あえてスパイシーな辛口カレーを提示し、タイカレーやチキンごろごろカレーなど、カレーのメニュー開発に熱い松屋。カレーへの熱い想いがメニューからもカレーからもビシビシと伝わる。タッチパネルではおすすめにカレーを出してくる松屋。ここ最近松屋に入って、牛丼を食べた覚えがないくらい、松屋ではカレーを頼んでしまう。それくらい松屋のカレーが好きだ。吉野家すき家のカレーは違う。あれは、ただそこにいるだけのカレー。牛丼以外の選択肢としているだけの、無難でなんでもないカレー。松屋は違う。カレーがカレーとしてそこに居る。アイデンティティーを持っている。カレーあるがゆえに、松屋あり。松屋が先か、カレーが先か。それくらい、松屋はカレーなのである。このカレーは会長の肝いりとも噂に聞く。カレーは辛くてなんぼやと。会長、、、オレもそう思います。

 

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出典:https://www.nakau.co.jp/jp/menu/detail/in/1

ちなみに、牛丼はなか卯。正確には和風牛丼。過去になか卯すき家ゼンショーグループに吸収され、すき家との差別化のために、メニューから牛丼がなくなった時期があった(すき焼き丼みたいなものに差し替わった)。その際、私はなか卯で牛丼メニューが消えたことに対する怒りで、なか卯及びゼンショーグループにはらわたが煮えくりかえった。お客のニーズを全くわかっていない。なか卯の問い合わせフォームからも長文で抗議をした。それくらい好きだった。というか、食のルーティーンが消え失せてしまった。あそこに行くときのランチはなか卯で牛丼と決めていた。そのなか卯に対する私の分人が消え失せた喪失感といったら。ただ、そのような声が多かったのか、1年後になか卯の牛丼は復活した。ありがとうなか卯牛丼ファンのみなさま。そんな、なか卯の牛丼は濃い目である。ゆえに、オーダー方法も決めている。牛丼の並をつゆだくでオーダーし、生卵のオプションは必須。運ばれたつゆだく牛丼の中央に箸で穴を空け、溶いた生卵をその穴に流し込む。その穴から箸を入れ、あたまの肉は動かさないように、生卵とつゆだくのご飯を静かに混ぜ、濃いあじをまろやかにさせる。卵かけご飯のようなゆるめのご飯と牛肉は、目の前にあるカレー用のレンゲスプーンで食べる。これが最高にうまい。吉野家すき家でも同様の食べ方をするが、やはりなか卯なか卯は東京においては店舗が異常に少ない。特に墨田区にない。ゼンショーさん、お願いします。腹減った。

(お笑い)M-1グランプリ2018感想

 
 
 
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M-1グランプリ2018

M-1グランプリ。今年も終わりましたね。楽しませていただきました。

とりあえず、最初に消化しておきますが、終わった後の審査うんぬんでもめてはりますね。

姿勢の違いかな。

「見る」ではなく「観る」、「聞く」ではなく「聴く」。

by 加藤鷹

そう、姿勢の違いです。火花やないですが、加藤鷹先生のお言葉に限ると思います。

テレビで酒飲みながらオモロイかオモロないかの2択で、背もたれでゆるりと見ることができる視聴者。そして、玄人中の玄人が緊張感を持ちながら、生で観て、聴いて、(現場やと客の笑い圧もあるので)感じて、1点差で芸人の人生を狂わす採点、判断。そら好みも出るし、考えも違う。人生と経験を反映させた審査なんですよね。しかし、我々素人はそこに自由に文句を言ってもいいんすよ。テレビの前なら。テレビてそんなもんやから。やからゆうて、SNSで直接攻撃はしたらあかん。境界が曖昧な今やからこそ、視聴者もわきまえんとあかん。さらにあかんのは、同業者。出演者なんてもってのほか。芸人は誰もが一番おもろいと思ってるやろ。思っても配信したらあかん。そんなとこで共感ほしがる必要ない。しっかり反省して欲しいっす。

 

ということで、今年のM-1の本戦について。いつにも増して、かなり楽しみにしておりました。なんでって、去年がめちゃくちゃおもろかったから。

2017年は笑くじが導入され、どうなるかとおもってたところトップバッターゆにばーすからの大ウケ、とろサーモンのめちゃくちゃなネタの中で光る上手さ、和牛のこれを超えるネタはもう出ないのではとさえ思わせるウエディングプランナー、そしてジャルジャルのピンポンパン。こんなオモロイ大会あってええんかと。芸歴MAX15年の熟年した上手さの漫才から、M-1向けの若手のネタ。分析されまくってM-1漫才もここまできたかと。

なので今年はいつにも増して、事前情報、予想、2回戦からの結果ウォッチングとかやってたんすけどね。

期待し過ぎたのか、新しい審査員の圧が強過ぎたのか、結果おもろかったんですけど、なかなか盛り上がるまでに時間がかかったM-1でしたね。

 

正直、、、敗者復活戦のほうが、昔のM−1的な粗さがあって、おもろかったです。おっさんネタで笑わされたダンビラムーチョ、ネタとキャラと間が絶妙なたくろう、トラブルも上手く使ってベタベタなネタでも盛り上げるミキ、ガラが悪すぎるネタやけどおもろくて平場でのインタビューまでおもろ過ぎた金属バット、粗いけど中卒ネタシリーズが期待できそうな侍スライス、ラストイヤーでアホほどウケてたプラスマイナス。たられば話してもしょうがないんすけど、プラスマイナスが上がってたら、決勝はまた違った結果になってたと思います。やはり視聴者投票は人気には勝てませんな。それにしても、200万投票は凄い。

 

と、敗者復活の感想はほどほどに、今年の決勝は場が全然あったまってなかったんですかねぇ。それともネタなのか、笑みくじのくじ運なのか、お客さんなのか、審査員の辛口コメントなのか。

今年も前座はくまだまさしレイザーラモンバイク川崎バイクでしたね。どうやったんすかね。

さ、いきますか。

 

1.見取り図/彼女が欲しい

大好きなんすよ見取り図。ツッコミ笑い系で、ネタは弱いイメージがあったんやけど、トップバッターやのに、しっかり笑わせてもらいました。マルコ牧師とか、いそうでいない人名シリーズも良かったし。一部フリから回収までが長過ぎるとかゆうてたけどどうなんでしょ。審査員ウケ悪かったっすねぇ。ちょいちょいミスってたようにも見えましたけど、おもろかった。今年は顔見せって感じにはなるやろとおもってましたけど、ほんまにそうなりましたね。


2.スーパーマラドーナ/隣人

これね。めちゃくちゃ期待してたから、松っちゃんのコメントやないけど、なんでこのネタやねん。サイコすぎるし、前半はええけど後半の首締めはやり過ぎ。ぜんぜん笑えん。去年もやけど、なんかネタ選びが考え過ぎなのか。2016が一番おもろかったんちゃうやろか。

 

3.かまいたち/ポイントカード

芸人の中では圧倒的に優勝候補とされてたみたいですね。ネタもおもろいし、うまい。芸人ウケは凄そう。ただ、最後はちょっと走り過ぎてましたね。山場でのテンション爆上げの言い合いが、M-1のうねりを狙い過ぎてるような気も。そのせいで、マイケルジャクソンのくだりとかよくわからんかったし、置いてかれたましたね。でもオモロイ。


4.ジャルジャル/国名分けっこ

停滞してた空気をぶち破りましたね。なんでオモロイんかわからんけど笑えるという。ジャルジャルはすごいわ。かっこええ。この漫才だけは何回見ても笑えました。えみちゃんねるのウケは悪かったけど。笑

 

5.ギャロップ/コンパ

ついに関西から出てきたかと。はっきりいうて関西で見てた時から全くオモロいイメージなくて、久々に見て驚いてたんですけど、しっかりおもろかったですね。漫才がうまなってる。しかし、これに関しては、M-1の決勝の舞台かつ、ゴールデンのネタやないですね。えみちゃんねるが的を得たコメントしてはりましたけど、自虐ネタはあかん。それも自虐側がツッコミでそっちに共感させるネタはきつい。明るいハゲやない林やし余計にきつい。ほんまに嫌そうやもん。ハゲ関係ないネタしたらええのに。ハゲ触らんのかい!と。

 

6.ゆにばーす/遊園地レポート

いやはや。武智に続いて。M-1に命かけ過ぎてる芸人失敗しがち説立証しますよ。なんでこのネタにしたんやろなぁ。このネタ劇場で見たことあったけど、M−1にはかけんやろなと思ってたのに。。。つかみからイマイチやったし。噛んでたなぁ。巨人師匠に、はらちゃんがしゃべくりした方がええんちゃうかと、的外れなコメントさせるくらいキツかったっすねぇ。去年の「どんな戦争も嫌じゃ」みたいなやつ欲しかったなぁ。大好きなんやけどなぁ。

 

7.ミキ/ジャニーズ応募

音量下げてもお兄ちゃんがやかましかった。ネタもそんなにやし、見取り図のいそうでいない名前ゆうとこも被ってたし。ただ、審査員の点数が軒並み高かったのは、現場の空気でしょうね。テレビでは感じられないグルーヴがあったんでしょう。盛り上がりきらない空気をお兄ちゃんが壊そうとしてる感があったんかも。でも、やっぱり、、、決勝でプラスマイナスが見たかったなぁ。

 

8.トムブラウン/中島くん

準決勝の審査員は、トムブラウンをよく決勝に上げてくれた。やはりこの枠は必要。停滞した雰囲気は、トムブラウンのための場作りかと思わせるようなくじ運。1組目やなくてほんまよかった。ほんまにアホやなぁ。あーおもろ。

 

9.霜降り明星/豪華客船

来たー!と思いましたね。これを待ってたんやなと。M-1のうねりってこれ。いやはや、こんなにおもろかったんかいな霜降り明星。特異なトムブラウンがざわつきとともに温めて、審査員の空気もゆるくして、普通の味に戻したかったお客さんにめちゃくちゃええのが出てきたって思わせる感じと、わかりやすい一つ一つのネタ。運ももってるわ。ストーリーはないけど一つ一つがしっかり笑えるネタが重なった漫才なんすよね。いやぁ予想外。

 

10.和牛/ゾンビ

いやはや。最後まで焦らしますなぁ。ざわつくし。和牛の漫才はしっかりストーリーがあって最後にぶち上げるのはわかるんですけど、あんまそういう漫才が好きやなくて。紐でつながってるとことかめちゃくちゃオモロイんやけど、それに近いウケが前半にもあった方が安心して見れたやろなぁ。といいつつ、おもろかったんで、上位3組はめちゃくちゃ納得なんですけどね。

 

で決勝(ファイナルステージ)。

 

ジャルジャル/自己紹介

見たことあったんすけど、おもろかったなぁ。ほんまこの二人小学生。なんしてるんやろって思うんやけど、オモロイ。ジャルジャルジャルジャルやなぁ。

 

和牛/オレオレ詐欺

うまいし、オモロイし、構成もすごいし和牛の漫才!って感じすごいんやけど、優勝するネタやないなぁ。これに票入れるなら、この漫才やなくて、これまでのネタも含めた和牛に入れるって感じになるやろなぁ。笑い飯のラストイヤーみたいな。あの年はスリムクラブやったなぁ。

 

霜降り明星/小学校

もう、この日は霜降り明星の日ですね。ウケ方が1組だけ違う。アンタッチャブルとかブラマヨとかチュートリアルとか過去の優勝者と同じで。1本目と同じくネタの積み重ねが全部がハマってた。すごいわ。

 

ということで、霜降り明星の優勝は文句なしでしょう。

 

5年目が優勝して、10年以上の熟した漫才が優勝する訳じゃなくなったし、結果いい回でしたね。

 

えみちゃんねるのミキ贔屓以外は、えみちゃんねるの言ってることは、世間のおばちゃん目線も含ませてて、超正論。志らく師匠のコメントも真っ当。正直、中堅ラインのコメントが固すぎて。そこやないかなと。

 

一番いらんなと思ったのは、アスリートが引く笑みくじやで!あの時間はほんまに無駄やがな!やめてくれ!

 

と言いつつ、ラストイヤー組が沢山いたから、来年の決勝は顔ぶれがだいぶ変わるやろし、楽しみやなぁ。

 

印象に残ったのはコンビは、霜降り明星と敗者復活のたくろうと金属バットでしたね。

 

点数:93点

(音楽)BAD HOPについて。日本武道館ワンマン”BreatH of South” 感想

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撮影:cherry chill will.


このタトゥーだらけのかっこいい8人「BAD HOP」をご存知だろうか。23歳のHIP HOP クルーである。神奈川県川崎市が生んだ、見た目どおりほとんどが元ワル(更生済み)。そんな、彼らが自らの手で武道館でワンマンを開催。ちょっと経ってしまったんですけど、今日はそれについて書こうかと。

 ※上記写真撮影のcherry chill will氏の写真は本当にかっこ良い

 

武道館には、夫婦で参戦してまいりました。間違いなく歴史に残るライブになるだろうと。古い話でいうと、ビートルズの来日公演を武道館で見たテリー伊藤が、いつまでもテレビで自慢するかのように。そんな日本の音楽シーンにおける重要なライブになるという予感がしたんですよね。夫婦ともにそんな思いがありました。

事務所に所属せず、後ろ盾もない23歳の8人が、武道館のステージの上に立ってラップをする。とんでもないことですよ。一部少年院に経験のある彼らが。知る限りでは、宣伝もほとんどしていない。SNSとライブでの発表のみだろう。10代~20代中心のファン層なので、それで充分クチコミが広がり、ニュースにもなる。チケットサービスもシステムだけ借りて、大手はほとんど使わず。それが即日完売。誰が想像出来たでしょうか。高校生RAP選手権の紹介VTRで、悪さ自慢をしていた彼らから。

で当日なのですが、、、もう、間違いなく、歴史に残るライブでした。

とんでもなくかっこよかったっす。最高という言葉は、こんな日に使うものかと思わせるくらい最高でした。

 

 
 
 
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ちょっとBAD HOPとの出会いについても。

あれは、スカパーのBAZOOKA企画「高校生RAP選手権」第一回目の決勝ですかね。後の、T-Pablow(BAD HOP)ことK-九(ケーナイン)とLIL-MANのバトルからでしょうか。

当時、水道橋博士大根仁監督あたりがTwitterで面白いとつぶやいていて(記憶が違わなければ)、気になって、観たのを覚えてます。

このときの決勝は、間違いなく日本のフリースタイルバトルブームを生み出す、起点となったと思います。大会は8人参加と今と比べると少ない高校生ラッパー達が、HIP HOPの流儀に逆らうことなく、お互いをディスり合うフリースタイルバトルでスキルを競い合ってました。正直、決勝までそこまで面白くはなかったんですよね。

ただ、決勝だけは違いました。

決勝に勝ち上がった2人は、HIP HOPで日本をのし上がろうと語り、このフリースタイルバトルの無意味さをビートに乗せた。「オレらで回そうぜラップでこの国の経済」「オレがやってやるよ オレがNo.1 HIP HOPドリーム」「そうそう同じ言葉 こんな戦いしても意味がない」「勝ち負け幸あれとか関係ない」「同じこと思ってHIP HOP」。

初見の時、感動のあまり、泣きました。高校生ラッパーすげーよ。審査員のZeebraとDABOがバトルの後、立ち上がったんですよね。そう、このおじさんラッパーたちもそう思ってた。ラップでこの国の経済回したかったんすよ。

そのパンチラインを生み出したT-Pablowが7年後、川崎の幼馴染たちと組んだクルーBAD HOPとして、武道館に、それもワンマンで、立ったんです。

 

 
 
 
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グッズに群がるティーンや20代。地方から来てる様子のファンも多かったです。日本の経済が回ってますよ。ヤングが金出してるのに、30代の我々が観に行かないわけないでしょってことです。Tシャツも買いましたよ。笑

その後、高校生RAP選手権はすっかり人気企画となり、T-Pablowは4回目も優勝。双子の弟のYZERRも5回目で優勝。

ここで、BAD HOPのブレインといえるYZERRは当時の年齢にして、人気コンテンツを見事にプロモーションの場として捉えていたってのも驚きです。それが、4回目のT-Pablowのスタイリングに関するエピソードが白眉かと。

普通の服を着て大会に出ようとしたT-Pablowに、40万のブランドの服を着させて出場させたそうです(インタビュー談)。後の数億円になる可能性があると踏んでの出費だったようで、もちろんネット界隈で話題になったのを覚えています。「パブロの服の値段調べたらヤベェ」とかね。

BAD HOPの成功はこの頃から、決まっていたのかもしれないですね。

ほかにも、フリースタイルダンジョン、2WINでのデビュー、VICEドキュメンタリーなどなど、ここまでBAD HOPがくるまで語りつくせないストーリーは多々あります。

 

ただ、2WINの音源や、初期BAD HOPの音源は正直キツイなと感じてました。フリースタイルはカッコいいのに音源がイマイチ。典型的な売れないHIP HOP路線に落ちたかと思ってました。

 

が、、、2017年のアルバム”Mobb Life”ですね。大化け。完全にハマりました。

 

Mobb Life

 

全曲楽曲がめちゃくちゃ良い。悪ぶるだけでなく、Hip hopの良さをしっかり出して、女性やブランド、クルマなどについても曲にしていて非常に聞いていても楽しい。Mobb Lifeの「オレら仲間たちと稼ぐMoney」っていうラインもそうですが、リリックがかなりわかりすくおもしろい。トラップやキャッチーなビートに合わせる彼らのスタイルは、マジで化けた瞬間だと。これがセルフプロデュースってのがホントにすごい。めちゃくちゃ世界のHip hop勉強してるんやと思いました。


BAD HOP / Ocean View feat. YZERR, Yellow Pato, Bark & T-Pablow (Official Video)

 

さらに、同時期にインターネットラジオWREPでのBAD HOPの番組内でのトーク「リバトーク」が面白すぎると話題になる始末。しょうもない芸人のラジオよりも全然面白い。少年院ネタから好きなお菓子までなんでも笑いに昇華させるYZERRのMC力です。人間性が見えるラジオのプロモーションって結構強いんですよね。

 

そして、さらにさらに、、

今年リリースされたアルバムBAD HOP HOUSEですよね。全員参加した初めての曲 Kawasaki Driftをフックに、またかましてきました。こやつらもはや無敵ですよ。

 

BAD HOP HOUSE [Explicit]

 


BAD HOP / Kawasaki Drift (Official Video)

 

で、Zepp Tokyoでのオシャレなワンマン。(中略)

 

で、武道館。成功者には実力と運と判断力が必要とよく言われますが、彼らにはそれが伴ってますね。空きがない武道館が1日空いたって連絡がくる運。ワンマン決めちゃう判断力。そして、間違いない、音源の強さ。

リバトークで、武道館のステージ造設に5000万円かかったとYZERR が話してましたが、そんなことまで赤裸々に話す彼らに業界のタブーなんて通用しないのもおもしろい。

 

と、前振りが異常に長くなりましたが、彼らのステージングは素晴らしかったです。

 

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撮影:cherry chill will.

コールアンドレスポンスが明確やから、マジで海外のライブばりに観客が声出してました。

あんな楽しいライブ久々でした。

時折、ビートがずれてたような違和感と、「これ以外」の映像がちょい遅れやったのはご愛嬌でしょうか。

 

チケットについてくるDVDとCDとかもう、意味わからんくらいサービスがすごかったし。

 ライブレポはこの辺が詳しいですね。

natalie.mu

まじで、点数は5億点でした。

 

彼らの今後の動きが気になりすぎる。

(お笑い)キングオブコント2018感想

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出典:https://natalie.mu/owarai/news/300839

 

キングオブコント2018

いやー、今年は特に面白かった。いい大会でしたねー。

事前にコンビが公表されない構成はなんでやろうとかいろいろ考えてたんですが、ま、それはそうかもなという決勝のラインナップ。事前に公表しても、視聴率は上がる要素ないですね。笑

なんでこんな平均的に面白いのかと思っていたのですが、その要因として大きいのは、今年からのルール改正。ネタ時間が4分から5分に1分延びたようです。コントはやはり長いほうがいいんですかね。後半尻上がりに面白くなるネタが多かったのも、時間が関係してるんでしょう。

ルール改正は他にも、決勝10組の上位5組が2回目のネタができていた昨年までと違い今年は3組まで。時間の関係でしょうが、5組観たかったなぁ。

あと、審査についてなんですが、、、。今年は特になんですけど、バナナマンさまぁ〜ず松本人志の5人審査体制が実質3人審査でしたね。バナナマン日村と設楽、さまぁ〜ず三村と大竹のコンビ点数がコンビだからかほぼ同じ。感性というか好みが同じなんでしょうね。絶対的に面白いものには間違いなく高得点はついているのでいいのですが、やはり好みが出るネタ時の差がね。ま、ええんやけど、もうちょっと違う人いてもいいかもとは思いました。

 

ということで、今年も1組1ネタごとにレビューしようかと。

1.やさしいズ/爆弾犯

やさしいズは初めて見ましたけど、ボケがいい。佐伯元輝とタイによるコンビでよしもとの8年目なんですね。ボケのタイは確かにタイっぽい。このタイのひょうひょうとした言い回しや、話の間は絶妙。「工業出てるんで」っていうところの間とか、最高。佐伯の迫真の演技もうまい。「劇団?」ってセリフがあるが、ほんとに劇団的な言い回しと、タイのゆる感じとの落差がいい。ネタさえハマればもっと面白くなりそう。今回のネタは、神バイトとしての説明に山が来てしまって、後半の展開が弱かったかな。言い回しがおもしろいコンビやから漫才やればいいのに。動きがあるセグウェイとかもそんなにおもしろくないし、会社やめて清掃員になるって気が変わる展開もおかしいし。でも初っ端としてはすばらしい。

あと、バイトなめてるし、ベロ酔いでバイトに来れるってセリフから映画「きみの鳥はうたえる」の柄本佑かよと思って、途中から柄本佑にしか見えなかった。

 

deki-sumeshi.hatenadiary.jp

 

 

2.マジカルラブリー/傘泥棒

マジカルラブリーこんなちゃんとしたネタやれるんかいな。絶対コントのほうが戦場合ってる。野田クリスタルがもっと暴走するかと思ってたけど、しっかり演技してるし。村上もちょうど良い演技具合。切り取っている設定もコンビニの傘置き場ってのが新しい。ネタの終わり方もいい。ただ、タイムリープ設定なんで、最初にもっとしつこく笑えるネタ入れて、それが延々とタイムリープなら最高なんですけど。コントネタ頭なのか、下手したらキングオブコントこれからも出続けそう。

 

3.ハナコ/犬の声

はい来ました。ワタナベエンターテインメントの結成4年目。秋山(飼い主)、岡部(犬)、菊田(友人)の3人。初めてみましたけど、設定最高やし、そもそもうめぇし、めちゃくちゃ笑いました。もう犬の岡部がうまい。人間っぽいセリフの選択、絶妙さもさることながら、犬としての動き声の強弱つけた出し方もうまい。秋山の犬のいなし方もめちゃくちゃリアル。いらないと言われてた菊田のジャーキーあげる際のセリフもうまい。これ一回でも犬飼ったことあるやつ全員笑うやろ。すげぇのがいるわ。

あと、6人目の審査員としても注目している浜ちゃんのハナココント終わりの一言なんですけど「いいんじゃないの〜」はもう90点オーバーの一言でしょう。「お前らアホやろ」が

 

4.さらば青春の光/鼓舞する人

これも笑ったなぁ。めちゃくちゃ好き。ホワイトボードあったらピラミッド書いて、森田の「お前らここ」って、もうすぐにでもやりたい。同じネタを何回も繰り返しておもしろいってすごい。さらばは最初の設定が最高で、いつも後半の展開からのオチがシュンとしちゃうんですよね。今回やとどうですかね。あのピラミッドおじさんが最後までもっとテンション高いままで、やっぱり入ってきたらピラミッド書き続ける展開が観たかったなぁ。あのおじさんがピラミッドの下って言われてるのを知りながら、またハイテンションで入ってきて泣きながらピラミッド書いて泣き叫ぶ感じの。

今年が最後の出場とか言ってますけど、やめてくれー。誰も責めないので、来年も出てください。ほんとお願いします。

 

5.だーりんず/お会計

だーりんずね。さすがベテランやし、年相応のキャラを演じていてうまい。こんな俳優おるがな。といか、俳優やったほうがいいやろ。ただこのお会計まとめて払おうとしたら安かったってネタなんですけど、ハライチのラジオでまんま岩井さんがエピソードトークで話してたネタやったなぁ。やはりオチが弱いなぁ。

 

6.チョコレートプラネット/教えろ

これは今日の1・2を争うおもろネタでした。めちゃくちゃ笑ったし、ネタの構成が完璧。無視なのか聞こえていないのかわからないまま監禁された松尾がひたすら質問を叫んで、延々と質問を続ける構成。これ永遠と叫ぶ松尾もすごいけど、白眉は犯人長田の台詞回し。どもるところとか、言い直しとか、ハッハッハという笑い声の差し込むタイミング。完璧すぎる。あと「匂いは知らないわ」っていう壁を挟んだコミュニケーションの欠点を笑いにしてる点もすごい。後半の、頭の装置で松尾がセルフ拷問しだすところもしっかりおもしろいし。ラストの第三者が出てくる展開もオチにつなげるのに悪くないし。何回見てもおもろいやつ。

 

7.GAG/友達のバイト先

去年がひどかっただけに、なんで今年も決勝に出てきてんねんと思ったんですけど、後半の2人のやり取りに対する福井によるツッコミ展開が素晴らしかったですね。前半からやりゃええのに。前半はGAGの悪いところというか、なんやねんこれという時間が長い。よくGAGが入れがちなんですけど、最初の設定の説明なんか抜いたらええのに。もっと後半のような2人ボケ+福井ツッコミの構成で、ネタのボケとかツッコミの中で設定がわかるように構成すればええのに。しかし、GAGで初めて笑いました。

ただ浜ちゃんも「後半まくりましたね〜」って褒めてたのに、採点後の電卓のボケがクソすぎて最悪でしたね。

 

8.わらふぢなるお/ザ・クエスチョンマン

これね、好きです。口笛なるおの腹たつ感じと、店長のツッコミ具合ね。これ実際にやられると相当ムカつくんですけど、ムカつく具合をうまく観客に逃さず、ツッコミで受け切ってるし、「これ店長の背中ですか」あたりの質問が絶妙。これ漫才でもできそうに見えて、コント的な設定がないと成立しないんですよね。唯一なんやこれと思ったのは、オチの暗転ピンスポ。あんなのいるか?間も悪いし。最後は「今日でクビです」からの「この店をですか?」「この店をだよ」「この店というのは今僕がたっている〜」と永遠とやり取りは続く中で暗転とかでもよかったような。

 

9.ロビンフッド/息子の嫁

このネタすごいおもしろかったんですけど、二人ともベテランてこともあって、めちゃくちゃうまいし。ただこれ、漫才ネタですね。干支で話すあたりとか、言葉遊びで十分おもしろいし。年齢めちゃくちゃな感じも、リアリティないのが逆によかったですし。漫才でみたいなぁ。

 

10.ザ・ギース/物の記憶

ま、ザ・ギースはおもろいからぁな。サイコメトラーエイジ設定。しっかりおもしろい。ただ、しっかりおもしろいだけやなぁ。そんな能力あるやつを犯人である警官が呼ぶっていう設定とかもひとつよくわからんし、オチも正直好きではないです。三村がいってたとおり、犯人は警官でないほうがいい。別にコントにドラマは求めてない。なかなか売れませんねぇ。

 

ということで、ここで10組終了。

決勝3組なんですけど、やはりさらば青春のひかりは2回目見たかったなぁ。

 

決勝1組目.ハナコ/青春の追いかけっこ

いや、もうオチの「女むずぅ」で優勝決定。すごいわ。めちゃくちゃおもしろい。最初のセリフや二人の淡い青春の間から始まるやりとり。演技が上手い。花子のすごいところはコントでの動き。追いかける時のランニングマンの立ち位置は、真横でなくちょっと斜めにしてるところとか、本当にうまい。テレビでは、表情を捉える演者の正面カメラワークでしたが、舞台正面の定点の方が二人の動きがしっかり見れておもろかったと思う。さらに、菊田が出てくるタイミングもいい。

いやー、走って追いかけて、誰かわからん奴が出てきて、また追いかけて、追いついて、キスして終わるコントてなんやねん。

誰も傷つかないし、誰を下げるでもないし、変な下ネタでもない。そんでもってしっかりおもしろい。

女性の気持ち訳わからんわ!って今までに一回でも思ったことある奴は全員笑うやろ。

間違いなくハナコは売れるわ。

 

決勝2組目.わらふぢなるお/超能力

おもしろいんですけど、おもしろいだけやなぁ。ケンカシチュエーションから、相手の超能力に付き合う流れになるか?ってどうでもいい設定も気になるし。こういうコントは3人の方が面白いやろなぁ。かけられてる側がつっこむってのがそもそも無理ある。終盤の超能力たたみかけるとこは、ハマってればめちゃくちゃ跳ねるネタやと思うんやけどなぁ。でもわらふぢなるおはおもろかった。

 

決勝3組目.チョコレートプラネット/大工

これね。客席静まり返っとったがな。ハナコの優勝が冒頭で判明したネタでしたね。ロッチ現象ですね。

 

ということで、ハナコの優勝で終わったキングオブコント2018。ハナコに出会えた最高の大会でした。

 

ハナコの今後が楽しみ。

 

(86)きみの鳥はうたえる/心地よさと不快さのはざまにある青春群像

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(C)HAKODATE CINEMA IRIS

 

きみの鳥はうたえる

とてもいまっぽくて、雰囲気のいい映画でした。観てよかった。

「いまっぽい」ってのが人間模様をさすのか、フリーターというか、何者でもない若者のゆったりした生活模様がいまっぽいのかはなんともいえないのですが(両方かも)、なんとなく「いまっぽい」映画。

昔(といっても今60代の親世代とか)もこんな人たちはいたんだろうとは思うけど、映画にはなってないやろうなぁ。

 

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(C)HAKODATE CINEMA IRIS

 

なんというか、不真面目で、自由で、働くことに対する意欲も薄い。けど、なんとなくの心のつながりは大切にするというか、自分の欲望に正直というか。とくに憧れはいだかないんやけど、なんかいいなぁと思える空気感がこの映画の中に生まれている。

 

20代の半ばに弟と二人で4年くらい住んでたことがあって、よく飲みにいったりもして、この映画のなんともない二人の生活とかもすごいシンクロして、いろいろ沁みた。

 

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C)HAKODATE CINEMA IRIS

この映画で初めて観たんですが、石橋静河さんすごいいい。美人すぎない美人で、笑顔とか体型とか声含めて、いい。映画の中では冷静に考えるとこいつが一番ひどい女やないか、ってとこもあるんですが、どうでもいいっすね。

 

あと、音楽がすごいよかった。不協和音というか、はずしたリズムだとか、ちょっとした違和感を感じさせるとこも音楽の妙だったと思う。

 

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C)HAKODATE CINEMA IRIS

どうでもいいんですけど、新宿の武蔵野館に情報なんもなしで観に行ったんで、着てた服が、大好きなラッパーが多く所属する「Summit」のロゴがどんと書いてあるTシャツだったんです。(普通にかっこいいからよく着てる)で、観てたらクラブシーンあるし、OMSB出てくるし、エンドロールに協力 Summitって出てくるしで、「熱狂的なSummitファンが、クラブシーンに出てくるOMSBをSummitTシャツ着て観に来た」みたいな感じがしてすげぇ恥ずかしかった。ほんま恥ずかしかった。

 

というわけで、出てくる俳優みんな最高なんですが、萩原聖人のおやじ店長っぷりのかっこつけてない感じが一番最高でした。まじかっこいいわ。

柄本佑の髪型含めて、観て損なし。

 

点数:87点

 

(85)万引き家族/家族の姿。是枝映画のリアリズム。

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出典:万引き家族 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

 

万引き家族

是枝監督パルムドール受賞、本当におめでとうございます。受賞作である本作を公開よりもいち早く、5月27日試写会にて鑑賞してまいりました。

 

『誰も知らない』で母親の育児放棄を描き、ドキュメンタリーかのような子供たち表情を強く印象的で、柳楽優弥の眼力はカンヌで最優秀男優賞をゲットするほど強かった。『そして父になる』では、家族における「血縁」にフォーカスを当て、「家族」という明確な答えがあるようで「実は定義しにくいものなのかも」と思わせる不思議なボールを我々に投げかけました。感情と血の狭間で揺れる福山雅治にムカついたし、泣きましたし。『海街diary』では、可愛すぎる4人の生活をいつまでも見ていたくなる家族像が。あの映画は5時間ものでもいい。美しいからいつまでも見たい(2回目)。『三度目の殺人』では、罪、罰するとは何かを描き、映像美と役所広司の映画でした。

さて、万引き家族

まさしく是枝監督の集大成的映画。世界にも評価され続けていた中で、この作品が受賞したことには、集約された作品性から。ザ・是枝。上に述べた技法に、日本が抱える社会性を匂わせた。そこに意味があり、評価すべきところがあったのかと。

とはいいつつ、画面の中で動く演者がやはり素晴らしいですよ。

 

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出典:万引き家族 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

 

樹木希林の良さは言うまでもないが、今作でも圧倒的でしたね。入れ歯を外して演じられてるのですが、ミカンの食べ方をマジで観て欲しい。ミカンの食べ方だけで、生活を感じさせ、日本社会の問題を露呈させることができてますもん。まじですごい。樹木希林にBIG UP。松岡茉優はおっぱいがいい。松岡茉優先生は「勝手にふるえてろ」が良すぎたので、もっと明るく動き回る役をやってほしいっす。

 

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出典:万引き家族 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

 

で、この二人というか、実質主役の城桧吏(ジョウ カイリ)くんですよ。是枝監督の子ども演出のうまさって、どうやっているのかホントに気になる。台本を与えず、その場で教えるというスタイルとは聞いているけど、それだけではないだろうし。目線とか、本当にうまくて、女の子の佐々木みゆちゃんも貧乏な子ども感がでていてすばらしいし。是枝監督の映画は子どもですねぇやはり。

 

 あとは、安藤サクラリリー・フランキーのそうめんシーンね。リリーフランキーはSWITCHのインタビューで一番汚い?濡れ場にしようとかいって挑んだらしくて。でもどこか、湿度高くて、アイテムも日本的で、尊いんですよね。

 

池脇千鶴も出てくるのですが、やはりあんな感じの世話焼き、横やり口出しおばさん役やらせたら天下一品すね。毎回そんな気がする。

 

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出典:万引き家族 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

 

ケンドリック・ラマーのピューリッツァー賞受賞もそうですが、作品から感じられる社会問題が地に足に付いたリアルであればあるほど評価する。世界の評価の潮流はそんな方向にあるのかもですね。

社会問題を明確に描いているわけでもなく、リアルをみつけてきて描いているようで。これは嘘じゃないと感じさせる。ドキュメンタリー出身である是枝監督の魅力は、まさしくその力量にある。

この作品は、嘘じゃない。その力はニュースで語るよりも強い。

 

世界がそう思ったんでしょう。

 

点数:88点

(84)孤狼の血/これ見なくて何をみるんじゃ

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出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

孤狼の血

白石和彌監督のヤクザ映画。マジで待ってました。やってくれました。「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たち」で見せつけた、どうしようもない生活を描かせたら右に出るものはいないその手腕。その監督が、広島を舞台にしたヤクザものを撮るということを聞いた時から、ワクワクが止まりませんでした。なんせ仁義なき戦いとか大好きやし、それが今の時代に見られるなんて。最高過ぎるでしょ。

 

もうオープニングからかましてきますよ。ここでダメな人はもう見るなと言わんばかりのバチコンと顔面ストレート決めるかのごとく映像狂気。笑

ここで出てくる竹野内豊が、まんま「仁義なき戦い 広島死闘編」の大友なんですよ。格好から立ち振る舞いから。これだけで「ウェーーーーーイ!!!」とブチ上がりました。

 

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出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

とはいいつつ、話を動かすのは役所広司演じる大上と、松坂桃李演じる広大こと日岡の警官コンビ。警察視点でのヤクザ抗争映画な訳なんですが、まぁ役所広司がねぇ。凄過ぎる。この人は本当に凄いわ。ヤクザ顔負けの凄みを効かせつつも、警察としての立ち振る舞いも微かに見せる絶妙な演じ具合。役所広司のお陰で、この映画の格が2ランク以上上がっている。そして、さらにそれを支えるというか、欠かせない男前要員でもありつつ、演技も最近キレキレの松坂桃李。途中何度か気が狂ったようになるシーンがあるのですが、その狂い加減が絶妙。

他にもキャストがええんですよ。右翼っぽいピエール瀧も最高やし、

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出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

クラブのママの真木よう子も程よく凄みがあって良い。真木よう子に関しては、もうちょっと肉付きよくした方が良かったなぁ。痩せ過ぎてるあたりがちょっとエロさが不足してました。ヤクザが通うクラブのママ感は弱いが、演じるべきパートはしっかりおさえてて、やはり流石ですよ。

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出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

あとは、ヨウスケエグチも若頭としては、ヒョロ過ぎましたねぇ。インテリヤクザタイプをやるにしてももうちょい肉付きよくしてほしかった。ただ、最高でしたよ。

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出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

 

ストーリーも面白いし、画力も強いし、汗の質感や、演者の気迫がもう最高にマリアージュしてて、マジでめちゃくちゃ面白かったです。

白石和彌監督いい映画作ってくれましたよ。

東映配給だからか、なんか宣伝がイマイチ下手な気がするんですが、めちゃくちゃヒットしてほしい一作!

こういう映画が今の日本は売れるべき!

応援してます!

 

95点