漫才でしたねぇ。
コロナ禍において開催してくれた開催主催者、スタッフ陣、そして無事決勝に出られた漫才師のみなさま。本当にありがとうございました。笑いは救いです。
昨年がおもしろすぎて「期待してはいけない!」とは思いつつ、2回戦からチェック。そして今年はまさかの準決勝ライブ配信!という一部ファンがぶち切れるイベントが発生。準決勝は聖域やぞ!ライブ配信みたいに軽いもんちゃう!どういうことやねん!と私も腹立ちながら3000円払って家で見ました。1歳のkidsがいるので助かりますね。(とはいいつつ、もともと映画館ライブビューイングが予定されそれさえも激戦チケットとなり、数千人が視聴したとされる配信。仮に3000円×5000人でも1500万の売上。M-1恐ろしや。)
準決勝のネタをみていたこともあり、おいでやすこがの決勝ハネはだいぶ予想できました。アキナのだだ滑りも。そして、まったく予想できなかったチャンピオン・マヂカルラブリー。
今年も振り返りますか。
1組目 インディアンス(敗者復活)
今年の順番見て思ったのは、敗者復活は今後も1組目に固定にすべきやなと思いました。準決勝にも敗者復活的な枠がありますが、既に1組目固定。オマケなんやし。
ちなみに、敗者復活もめちゃくちゃおもろかったです。ぺこぱがまさかの準決勝ネタ温存でしたね。あれ出したら普通にウケもあるやろし行けたやろな。弱いネタと人気だけでは無理ですな。
インディアンスはトップバッターとしては最強ですね。きむのツッコミも年々素晴らしくなってるし田渕のボケも嫌味が少なくなってきてる。昨年の漫才を見た中川家の剛が「ギターソロを続けてるみたいな漫才」と言ってましたが今年はセッションしてましたね。言い間違いからのボケという計算し尽くされた漫才。しっかりおもろい。ただ、ヤンキーて。ネタもうちょい考えた方がええやろな。ナイストップです!
おもろかったです。ただ、審査員の点みて気付いたのは、「ホテイソンを知っているあなた向け」のネタでしたね。あの文字混ぜとかしりとりとかってもっとわかりやすい事例がフリにもあったはずなんすけどM-1サイズの漫才にしてわかりにくくなったかもですね。まだまだ審査員勢やM-1しか見ない視聴者には認知度低かったですね。しかし、そのスタイルは続けてくれ!
3組目 ニューヨーク
優勝すると思ってたニューヨーク。ネタは最高に好きなんですけど、やはりゴールデンタイムにはハマらなかったか。悪さは最強なんすけどねぇ。その悪さがもっと爆発する笑いになるといいんですが。めちゃくちゃおもろかったんすけど、準決勝のときのほうが好きでした。ドン引きがフックになってたし。2本目見たかったなぁ。
4組目 見取り図
準決勝でこのネタ見た時はヤバいかもと思ったんですが、やっぱり時と場所が変われば全然ちゃいますね。めちゃくちゃおもろかった。ずっと3位にいるのは見てられんかった。見取り図のことは本当に好きなんで、優勝してほしかったなぁ。
5組目 おいでやすこが
2回戦の動画見て下手したらあるやろなとはおもてました。なんせ、ネタのテレビ受けがいい。時間帯も合ってるし。準決勝で見た時は、おいでやすがリミッター外しててめちゃくちゃ笑いましたし、決勝で同じことやれば間違いなく3組に残ると思ってたんで、やはり来ましたね。
2本目弱いやろなぁと思ってたらその通りで。やはりこの二人はボケというかフリが全て。こがのうまい歌ネタもおいでやすのボケというよりもフリに近い気がする。松ちゃんの「この後ルミネの出番やろ?」からの「あるかー!」が一番笑えたように、サクッとおいでやすにパス渡した方がいいんすよね。フリが上手ければ上手いほどおいでやすが輝く。おいでやすはポケモンの技のオウムガエシの使い手ですよね。平場でのバラエティが楽しみ。
マヂカルラブリーは今年もハマらないと思ってました。ただ、セリ上がりの土下座から空気変えてましたね。おみそれしました。野田の認知度の高まりと村上のツッコミの上手さが予想以上で輝いてました。2017の感想にも書いたんですがこの2人は村上が大事。漫才としては、衣装以外はもう完成形やと思いますね。もっとかっちりしたスーツとかで全く同じネタしたらもっとおもろいんかな。どやろな。見てみたい気もします。
deki-sumeshi.hatenadiary.jp
7組目 オズワルド
松ちゃんと全く同じ意見でした。もっと抑えた漫才の方がこの並びならいける気がするなぁ。ネタの強さ相当必要やろけど。「ハタナカ」がaaaaで口が開きっぱなしやから改名するってネタもいいんですけど、この二人にはもうちょっと普段の会話の延長的なネタがみたいっすよね。改名ってところからイヤイヤイヤと引っかかるし。畠中が変なこと言ってそれを直すって手法。今回の口が空いてるネタやるなら、二人で口が開きっぱなしの人探して、どうしたらザコ寿司放り込めるか作戦会議する話し合いとかの方がおもろそうな。ワイナイナとかiあるけど開きっぱなしになるし。ま、ええか。まだまだ楽しみですなぁ。
8組目 アキナ
準決勝はウケてたんすけど全く同じネタやったら決勝の審査員陣には厳しいやろなぁと思いました。40のおっさんが地元の女の子好きってのは無理あるわなぁ。会場もウケてなかったみたいですね。流れとかね、ありますしね。ただネタ終わりに即座に「恥ずい」と言える平場の強さは流石。ABEMAのM-1振り返り番組でやってたバーテンのネタの方が何倍もおもろかった。ネタ選びむずいっすね。
9組目 錦鯉
好きです。おもろいですからね。とことんアホなネタがいい。ただ、この時間帯にパチンコネタはどやねんと思ってましたが強いネタなんでそのままやりましたね。たぶん、40、50代のおっさんはめちゃくちゃ笑ってたやろなぁ。この時間帯向けのネタ探しですね。素晴らしかったです。
やはり地下で吠えているのが一番似合うタイプでしたね。準決勝の場とかは最高に似合うネタなんですよ。妻がネタでなく本当に悲壮感を感じると言っていて、そら心のそこからの叫びなんやからそうやろとは思うんですけど。井口のバックボーンわかってないとむずいのか、所見で笑いにならんかったらだめっすかね。あと勢いが弱かったかな。オレは笑ったけど。
最終決戦
見取り図
優勝してほしかったけど、パンチが弱かったなぁ。十分すぎるほどおもろいんやけど。
野田クリスタルの作戦勝ちですよね。つり革を残しての最終決戦。準決勝笑ったしなぁ。やっぱ村上がいい。これで優勝したらあかんやろって雰囲気もありましたが、おもろいもん勝ちが証明されましたね。すばらしいです。
おいでやすこが
1本目のネタが良すぎるんでね。2本目はしゃーない。十分爪痕を残したと思います。
審査員の先生方ですが、えみちゃんねる、巨人師匠は今年で終わりかもと思わせる点数の幅でしたね。ただ、巨人師匠のコメントは一番初見の視聴者に近いと思わせて、良いバランス感もってるなと思いました。
漫才、お笑いサイコー!
点数:100点