炙るあざとさ 炙らない正直さ

刺身とか映画とかあれとかそれ

(音楽)Nizi Projectの尊さとJ.Y.Parkの素晴らしさ。勝手な予想。

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https://niziproject.com/

この10代っぽくてガールズグループっぽい女性13人をあなたはご存知だろうか。そう、まさしく10代の女性13人ではあるが、ガールズグループではない。正しくは、ガールズグループになるために勝ち抜いた13人である。日本のソニー・ミュージックと韓国のJYPが共同で行っているオーディションプログラム「Nizi Project(Niziプロ・虹プロ)」である。日テレを中心としたプラットフォーム(スッキリ・虹の架け橋)で放映され、Huluではフルパッケージ版で配信されている。1月から放映開始されているが、幸か不幸かコロナ禍おけるコンテンツゾンビたちが飢えを満たす最高の最新のエンターテイメント。大半は撮影済みで、同時並行の韓国編もコロナ封じ込めにほぼ成功していた韓国だったという運も持っていた。

そして、彼女たちだけでは語れないJ.Y.Parkの存在が、この企画を多大におもしろくし、心を揺さぶってくる。今日はこれについて書いてみようと思う。

 

BAD HOPとの共通点

音楽グループについて書くのは、HIP HOPグループのBAD HOP以来。

deki-sumeshi.hatenadiary.jp

BAD HOPとNiziプロには共通点が多く、BAD HOPをフックにNiziプロを分析してみたい。

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・個性際立つメンバーによる構成と組み合わせの妙によるケミストリー

それぞれラップの特徴が違い、見た目も全く違うBAD HOP。ダンスや歌唱力、スター性など一人として似通ったキャラクターがいないNiziっ娘。
BAD HOPは毎回全員でラップするわけでなく、曲ごとに1人・2人・3人・4人で組んでラップをするところがおもしろい。あいつとこいつの曲か!楽しみでしかない!というワクワクがある。VingoとBenjazzyの2018とか最高。

youtu.be全員でラップする曲は今の所KawasakiDriftしかない。その分曲も強い。

youtu.be


Niziプロも同じく、ミッションごとにJ.Y.Parkがチーム分けをして技術を争わせる。そこがまた面白い。各キャラクターがわかっていれば、チーム分けの時点である程度チームの出来が予想できる。ただそれを裏切ってくる。イマイチだと思っていた子が急に映える。組み合わせの妙があるのがNiziプロの面白さ。
韓国編2nd Missionのニナ・リリア・マユカ・アカリによるTWICEのDance the Night Awayは、マコ、ミイヒ、リマといったエース級がいないチームゆえにあまり期待していなかった。ただ、それを大きく裏切る出来。JYPのメイクチームによるスタイリングがハマりまくっているマユカ。「叫ぶ 遠くまで もっとHighに飛ばそう /高く 跳び上がり もっとhigher 飛ばそう」のラップの破壊力よ。是非ごらんください。

youtu.be

 

・ただただ上を目指すマインドがいつまでも色褪せない

BAD HOPの良さはラップで日本の経済を回してやるという意気込み。武道館→横浜アリーナ→・・・と、現状に満足せず、わかりやすい目標を掲げ続け、常にヘッズをわくわくさせてくれる。
そして、Niziプロのメンバーも同じく、上に飢えている。面白さは誰がデビューするか最後までわからないドキドキ感。1位だった子も11位になるのがNiziプロ。だから、常に本気なのが伝わる。
ただ、そうは言っても10代の女の子たち。不安定な精神力や、1位で満足したあとの気の緩みが、パフォーマンスに微かに現れたりする。素人ではわからない微かな変化を見極めるJ.Y.Parkの眼力、コメントが見ているファンを飽きさせない。

 

・ワールドトレンドを抑えたHIP HOP要素を取り入れた楽曲センス
BAD HOPが常に変化するHIP HOPのワールドトレンドを抑えているのは言うまでもないが、Niziプロに出てくる楽曲も世界のトップヒッツであるHIP HOPを取り入れまくっている。
JYPのTWICE、ITZY、2PMをはじめとした所属グループの曲にはほぼラップパートがあり、変化しやすいビートとそれに合わせたラップを取り入れ続けている。
ちなみに、JYPのみならず、K-POPそのものが、国内のみならず、アジア圏や世界を見据えた曲作りをしている。別事務所のBTSやBLACK PINKなんかは顕著な例。

日本のアイドルやアーティストがいつまでも国内でしか売れない曲を作るのは、日本のマーケットで十分売上が立つからだと言われている。別に悪いこととは思っていなかったが、それも今は昔。CDの時代は終わり、YouTubeや配信は世界向けに作らないと意味がない。

韓国の人口は、日本の半分の6000万人。国内マーケットでは物足りない韓国が、エンタメを外向けに作り続けていたのは必然であった。

いまや一つの指標になっているYouTubeの再生回数も、TWICEやBLACK PINK、BTSはほとんどの曲が億回数超え。日本のアイドルやアーティストはせいぜい2000万回レベルで、億超えは数えるほどである。数年売れ続けている米津玄師のLemonでさえせいぜい5.7億回。世界を相手にするととたんに弱くなるJ-POPという感じは否めないが、星野源なんかは、最近海外で売れようとしているのかトラップぽいビートにHIP HOP要素が強くなってきた。時代の流れなのかもしれないが、頑張ってほしい。

2020/06/22時点で3億回のTWICEのFANCY

youtu.be

2020/06/22時点で11億回のBLACK PINKのDDU-DU DDU-DU

youtu.be

youtu.be

という感じで、今世界で一番売れているHIP HOP要素を取り入れたK-POPに相乗りすべく、日本のソニー・ミュージックがうまく話を持ちかけ、世界に通用するガールズグループを作ろうとしているのがこのNijiプロなのである。

 

・J.Y.Parkが繰り出すパンチラインの数々

過程が結果を生み、態度が成果を生む。


見えない精神、心を見えるようにすることが芸術です。

 

皆さんがここで26位になっても、脱落したとしても、皆さんが特別ではないということではありません。1位になっても26位になっても同じように特別です。このオーディションはある特定の目的に合わせてそこに合う人を探すだけで、皆さんが特別かどうかとは全く関係ありません。1人1人が特別じゃなかったら生まれて来なかったはずです。

 

自分自身と戦って、毎日自分に勝てる人が夢を叶えられます。

解説は不要です。泣けるし、染みるぜ。

Niziプロデビュー予想

モカがファイナルミッション前に脱落し、残るは12名。

12名のチームはやはり多すぎる。オリジナルのBaby I'm a Starもちょっとごちゃごちゃしすぎている。

youtu.be

理想は、12名全員を合格にして、BAD HOPのように毎回全員で歌うわけではなく、楽曲ごとに2〜4人のチームを組んで曲を出すという新しいガールズグループの形が見たい。

ただ、そうはいかないだろう。

今のところ堅いと思われるのは5人。

◎二重丸メンバー。

 圧倒的安心感とリーダー性

 マコ  https://nizikake.niziproject.com/mako/ 

魅せる演出力、ダンスラインの美しさ

 マヤ  https://nizikake.niziproject.com/maya/ 

Theアイドル。八重歯あったほうがよかった。

 ミイヒ https://nizikake.niziproject.com/miihi/ 

日に日に成長する華

 リマ  https://nizikake.niziproject.com/rima/

高音と見た目の華はNijiプロイチ

 ニナ  https://nizikake.niziproject.com/nina/

 

次いで、もしかしたらがあるかもの◯メンバーは2人。

 リオ https://nizikake.niziproject.com/rio/

 リク https://nizikake.niziproject.com/riku/

 

怪しいメンバーが残りの5人

 アヤカ https://nizikake.niziproject.com/ayaka/

 マユカ https://nizikake.niziproject.com/mayuka/

 アカリ https://nizikake.niziproject.com/akari/

 ユナ  https://nizikake.niziproject.com/yuna/

 リリア https://nizikake.niziproject.com/riria/

 

ユナは韓国に入ってからストレスなのか体重管理が全然できていない様子。リリアは逆に尻上がりに良くなってきて、スタイルもスッキリしてきて、オールマイティーにダンスも歌も上手い。アカリも後半になるにつれて上手くなって華が出てきた。マユカも同様。アヤカはビジュアルが良いが、それがどこまで評価されるかがポイント。

 

◎と◯で7人というのも見続けてきたファンとしては悲しい。

TWICEと同じく9人なら、、、、選べない。

 

微かに期待しているのは、10人合格で2チームでのデビュー。

カッコいいチーム

BLACK PINKのような大人のかっこよさとダンスの激しさで勝負

マコ/マヤ/リマ/リク

 

かわいいチーム

TWICE的なフォーメーションダンスでわちゃわちゃ可愛い6人ユニット

ミイヒ/リマ/ニナ/アヤカ/アカリ/マユカ

 

 

J.Y.Parkさん!いかがでしょうか!!

 

ただ、以下の8人説が堅そう。 

マコ/マヤ/リマ/リク/リオ/ミイヒ/ニナ/アヤカ

強い8人。。。

 

しかし、ここでもう一度J.Y.Park氏の名言を載せておこう。

皆さんがここで26位になっても、脱落したとしても、皆さんが特別ではないということではありません。1位になっても26位になっても同じように特別です。このオーディションはある特定の目的に合わせてそこに合う人を探すだけで、皆さんが特別かどうかとは全く関係ありません。1人1人が特別じゃなかったら生まれて来なかったはずです。

 

6/26が楽しみで仕方がないぜ。

youtu.be

 

2020/06/24追記

いろいろ考えたが、J.Y.Parkの「世界に通用するガールズグループを作る」というコンセプトを踏まえると、

・現在、韓国初のアーティストで世界的なグループといえばBTSとBLACK PINK。両方とも他事務所。この2組が売れている要素は、上述したようにHIP HOP要素を強く含むクールなイメージ。

・TWICEも世界的とはいえ、アジア圏に特化して強いグループ。BTSとBLACK PINKに負けないアメリカ・欧米圏でのヒットを狙えるグループをJYP誕生を狙っているのなら、少人数かつカッコイイよりのグループを作るかもという思いが強くなってきた。

(いや、しかし、ITZYがそうかもしれないなー。)

・これは音楽ビジネスである。

上記を踏まえ、最終予想は以下に。

 

デビュー人数 6人

マコ/マヤ/リマ/リク/リオ/ニナ

 

ミイヒ、アヤカ、マユカ、アカリはコンセプトに合わないという判断になるのではないか。

ということで、最終予想じゃ!どや!

(89)JOKER ジョーカー/魅せてくるやばい痩せ男

 

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(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

JOKER

1mmでもズレると許されない社会。

 

最近特にひどい気がします。

 

遊びのない社会って、均衡が取れているようで本当は取れていないのかもしれない。

 

そんな危なさを孕むこちら側に、警鐘を打ち鳴らす映画な気がしました。

人間の危うさ。信頼とは。主観ばかりを主張し合い争う我々とは。

 

カット割りや絵の力がとてつもなく強くて、飽きさせない展開。

あらゆる手法で魅せられた、あっという間の2時間だった。

 

たまに見せるやばいことした後のダンスが不気味で気持ち悪くて映画のシーン的にかっこいいんよ。

面白れぇ。

 

点数:93点

 

 

日本映画の説明セリフ

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https://www.bbc.co.uk/programmes/b008lz4y

 

日本のドラマや映画でよくみられる説明セリフ。

ストーリーを効率よく前に進めるためによく使われる手法っすよね。

 

例えば---

スマホが鳴る。A子は久々の父からの電話に出る。

A子「はいもしもし、あ、お父さん?めずらしいじゃん。なんか声暗いけどどうしたの?え・・・!!お母さんが、今朝倒れて?危ないかもしれない!?」

ーーー

 

よくありますよね。電話で受け側が内容を全部しゃべるやつ。

現実ではあり得ないあれ。

日本の映画見ていて、これがでてくると「もうやめてくれ、、、またやってるよ・・・」って一気にテンション下がります。 

 

たぶんリアルだと発してもこれくらいーーー

A子「うん、え・・・」

ーーー

で終わる。

ずっと無言ってのもあるとおもう。

 

ただ、これを映画でやるには巧みな表情の変化が必須。

 

是非みてほしい映像がこれ。

「表情は物語る~映画という言語~」という映像。

 

vimeo.com

 

説明セリフがあるせいで、日本の俳優は演技下手と言われたりもするそう。

 

映像だからこそ表現できる映像、BGM、効果音、無言、、、、

そんなSomethingをセリフのみで説明的に簡素化してしまうのは、日本の映像制作予算のせいなんですかね。

 

 

(お笑い)M-1グランプリ2019感想

 
 
 
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M-1グランプリ2019

圧倒的でしたね。圧勝。ギャラクシー。

 

これまでのM−1グランプリの中で、一番。M−1史上最高の回でした。

むしろ、2019年に制作されたテレビ番組の中で一番面白い番組やったと思います。(次点は「水曜日のダウンタウン」の『新元号を当てるまで脱出できない生活』回)ギャラクシー賞ですよ。それぐらい最高のM−1。 

M-1は4分間の漫才で争う「お笑いコンテスト」ではありますが、ハリガネロックの松口がゆうてるように、テレビ番組でもあるんですよね。他のお笑いコンテストと比べてもダントツで視聴率がとれてる年末恒例の特番。

今回はそこに7組のニューフェイス。敗者復活戦の方が知名度のある芸人が多く、いい番組ができる!とも言われてました。上沼恵美子も知らないコンビばかりで、番組がなりたつのか不安やったと。

人気番組という枠に囚われず、コンテストの色もしっかり残してガチでやる。決勝の選考にぺこぱやすゑひろがりず入れたら、トムブラウンと天竺鼠を外す狙い。勝ち上がりの9組は、色物、テンション、正当派、かけあい、、、被りのない完璧な9組やったと思います。どんな9組の漫才をお茶の間に届けたいか。制作者の熱が伝わります。

ナイツの塙がラジオで言ってましたが、M-1のスタッフは完璧だと。まず、熱がすごいと。会場のお客さんを決して冷めさせないように、CM中に3回戦で話題になった組の漫才をながしたり、拍手のタイミングも完璧だそうです。最高の舞台を最高の状態にするスタッフ。かっこいいっすよね。

 

子育てなんかでバタバタしてる間に、いろんな芸人さんがラジオで語ったり、お笑いブロガーのレビューも出尽くして、ドキュメンタリーのアナザーストーリーまで出た後で(大泣き)今更ですが、1回戦の合否からチェックしてる身としては、なんかしら残しておきたいなと思ったので、久々ですが記録として。

 

敗者復活戦

100%和牛が上がってくると思ってたので、期待しすぎずに観てました。

ちょこちょこレビューですが、カミナリは新しい形試してたりして面白いけど、やっぱり叩くまでの間が不思議。。必要だとは思えないし、なんでこだわるんやろ。あえてオーバーサイズのスーツはオシャレやけど漫才においてはノイズやなぁ。囲碁将棋久々に見たけど厳しいなぁ。どうすんのやろ。天竺鼠はギリギリ漫才。準決勝が限界な気がした。ミキはラジオで視聴者に寄せまくったネタやったって言うてた。決勝見てからは、来年からは自分らが楽しめるネタすべきやゆうてたのが印象的でしたな。楽しみ。東京ホテイソンジャルジャル感あったけど良かった。来年は決勝やろな。錦鯉がひたすら数え歌歌ってるのがツボでゲラゲラ笑ってました。おじさんが歌うっていい。ラランドとか応援してたんやけどなぁ。トムブラウンもアホで好きです。

 

 

決勝レビューに入る前に、NON STYLEの石田がラジオでいい表現をしていたので。

M-1は野球に例えると甲子園。そのような感覚で世間は見ているはず。かまいたちと和牛はプロチームが紛れ込んだような存在の2組。別格。視聴者も審査員も、M-1には一塁ベースにヘッドスライディングする気概の漫才を期待してる。」と。

 

さて、

 

1.ニューヨーク/オリジナルソング

決勝に勝ち上がってきて、一番驚いたコンビ。二人のいい意味で「ワルい」漫才はゴールデン向きではないと思ってたので、ニタニタしてました。こやつらは炎上するやろなと。

が、このネタ。ファンモンを代表するようなJ-POPの曲調をそのままメロディーにしてるうたネタ。丸みがあるネタに見せて、ウラではファンモン含めたそんな曲全体をバカにしてる。真顔で歌うのがおもろ過ぎてだいぶ笑いました。ツッコミのトゲも針小さめでしたが、好きでした。

ただ、ほんまはもっとでかいトゲ刺して欲しいんですけどね。ニューヨークらしいワルいネタ。炎上おかまいなしのネタ。おぎやはぎもなんであんなネタやったんやと、過去の自分達の姿を重ねながらラジオで指摘してました。ニューヨークに「優勝狙ってたの?」って聞いてたのが印象的。

しかし、トップでよくここまでやった。

二人が神として崇めてる松ちゃんの点数が低めで「ツッコミが優しいのは好みではない」ってところからの「最悪や〜」は間も含めて、最高のやりとり。ネタで温まった会場が、1組目後の審査評で、ピリッとした空気に変わったらしいんですよね。お客さんもこれはM-1や!コンテストなんや!と。緊張感が再度蔓延する会場を、再び緩めたのは間違いなくあのやりとりだったそう。ニューヨークはいい。ニューヨークは華がある。絶対もっと売れる。M-1貢献度97点!


2.かまいたちUFJ

神が降りたかと思いました。こんなすごい漫才をM-1で見られるとは。ネタも演者もどちらもすごい。かなり劇場でかけてるネタらしいんすけど、M-1で何段階もギアが上がってますよね。プロの二人が一塁ベースにヘッドスライディングしてるというか。上手いし、顔がいい。熱がある。うねってた。

ラジオで二人が言ってましたが、全然緊張してなかったみたいですね。

もう、めちゃくちゃ笑った。見ながら「すげえ」って声でた漫才は初めて。しかしほんまに凄かった。入れ墨ネタばっかりやってるやばくておもろい若手イメージから、一気にベテランゾーンに入った。サランヘヨ!

 

3.敗者復活 和牛/不動産屋

和牛はまじで運が無いと思う。とことん無い。境遇が悪いというか。一番惜しかった2017年が象徴的。そこから、OBが参加してる感さえある。

知名度が半端にあるせいで「笑い好き」というよりも「和牛が好き」なファンが全国にできてしまってる。決勝の会場でも「川西さんかっこいい〜」って声が上がってたみたいで。ネタではなく川西さんが好き。紳助もナイナイ岡村もそういうファンが一番芸人をダメにすると。

ネタに関しては、達者やし、後ろに下がるあの動きが新しいし、おもろいんですよ。やっぱ和牛はすごいんすよ。今年もM-1用に2本ネタ用意してたみたいで。準決勝で落ちてまたネタを修正したか変えたらしいんですが。

ただ、、、視聴者目線からすると、敗者復活戦と同じネタってのは、いかがなものかと思いました。M-1ってコンテストでもあるんですけど、番組なんですよ。15時台の敗者復活戦も番組。19時台のM-1本戦でも同じネタを同じチャンネルで観る視聴者の気持ちよ。和牛好きな妻は、これさっきのネタの続きやってくれるんやって!って期待してみてましたからね。(その後へこんでました。)

芸人の方々は1日何回も同じネタを劇場でかけることが当たり前なので、そこに対する言及は芸人のラジオではほとんど聞きませんでした。

僕は、敗者復活戦を観てないであろう「審査員に向けた漫才」やと思いました。それでええんかもしれません。コンテストやし。でもね。でもねなんですよ。不動産のくだりが始まった時、敗復と同じかよ・・・マジか〜と思って、ちょっと腹立ちました。和牛のネタが3本観られると思って正座してましたからね。

そうなって冷静に見ると、ニューヨークの平場での頑張り、かまいたちの熱演見た後やとどうしても弱い。上手いしおもろいんすけどM-1ですからね。熱なんすよ。上沼恵美子が横柄と評してましたが(それは言い過ぎ)、強く言いたくなるのはわかります。みんなこれまでの和牛を知ってるから、内野フライ上がったから一塁まで走るのさえやめたみたいに見えたんすよ。

そして、ラジオでM-1卒業宣言しましたね。一回休んだ方がいいと思う。

和牛が一番カッコええのは2020休んで、2021に出て優勝やと思います。

川西がどらくそキレて暴れ倒すめちゃくちゃな漫才がまた見たいなぁ。


4.すゑひろがりず/合コン

笑神籤は仕組んまれてるんかと思うくらいええ順番でくじを出す。いや、ラガーマンがすごいのか。日本代表は年末年始テレビ出演お疲れ様でした。

かまいたち、和牛のうますぎる漫才の後の味変えとしては最高。

出囃子に合わせて小鼓叩きながらの階段降り。あそこでお客さん掴むってすごい。もう売れるわ。「おぬし誰そ」がもう大ハマりしてましたね。笑ったなぁ。プラン9の久馬さんが関白ゲームのとこでも「関白だ〜れだ」やなくて「関白はたそ」ってゆうたらかぶせられてええのにゆうてました。アドバイスがうまいなぁ。また笑ったやろな。

どんなシチュエーションでもこのフォーマットいける。がんばれ!

 

5.からし蓮根/教習所

唯一の甲子園感がすごい。去年の霜降り明星枠というか。会場の雰囲気も良くて、十分おもろかった。関西ではめちゃ人気で、ツッコミがフルスイングすれば全部ホームランにできるくらいにウケるらしいんですけど、ノンスタ石田は全国での知名度のなさに臆してフルスイングできてなかったんちゃうかと。

からし蓮根がラジオで言ってたのは、前の4組を観た後やと、場が仕上がりすぎてて「オレら出る必要ないんちゃうか?」って思ったと。その気持ちかなと思います。

ほんでまた、M-1後の二人のラジオが泣けるんすよ。ボケがツッコミの成長に焦りを感じていたと。東京にはいつ行くんやと。平場でオレらは何ができるんやと。その気持ちのすれ違いで大会中ギクシャクしてたって話し。想いを吐露してるとこ、泣けたなぁ。来年ハネるやろなぁ。

 

6.見取り図/見た目

大好きなんすよ見取り図。ケンカ漫才というか荒っぽい南大阪の感じ。匂わせる上方漫才感。なんかもう昔からの漫才っていうか。あえてストーリーのない掛け合い漫才をM-1でやるってのがいい。

ぺこぱの否定しないツッコミとの対局で「なでしこジャパンボランチか」ってツッコミがお客さんに受け入れられてなかったと、いろんな論評で書かれてますね。それが誰かまでわかるし、特定で悪口を言っているみたいだと。完全にイメージツッコミ。ただ、それが通じない時代かもしれませんし、お客さんにひかれず受けるワードの見極めってむずいと思います。劇場で磨くとまたテレビとのズレも出るでしょうし。てか、なでしこのボランチって聞いて「誰かまでわかる」人て0.1%もおらんやろ。誰やねんボランチ。ま、そういうことでは無いんですが、見取り図には、ボケと批判されないギリギリのラインを攻め続けて欲しい。 

あと、塙さんに指摘された鼻触るとこ。見取り図は途中の例えに伏線はって回収したりするスタイルが多いから、鼻触るのも伏線かと思ったとノンスタ石田が言ってましたね。見た目のネタですしね。鼻触るのをあえて伏線に入れて来年はネタかましてほしいな。

 ほんまは「究極の選択」ネタが見たかったんやけど、道端アンジェリカがねえ。

 

7.ミルクボーイ/コーンフレーク

テレビが揺れてましたね。

会場で見ていた人は、笑いの声圧で耳が痛いくらいやったらしいです。審査員も全員のけぞって笑ってたらしいですね。巨人師匠はネタはじまって2分くらいで「あ、これ優勝やわ、優勝」ってボソボソ独り言うてたと塙さんがラジオで言ってました。(2018に席が隣やった礼二は、独り言やないと思って相槌打ってたってたらしい。笑)アナザーストーリーでも、松ちゃんが「くそーおもろいなー」「やべー」と言ってるのが流れてたし。

予選からオモロイとだいぶ話題になってて、3回戦からコーンフレークネタ見てましたけど、決勝はネタを修正してましたね。奥さんにもこのくだりはどう思う?とか聞きまくってたらしいですよね。大会期間中にネタを磨いて、軌道修正する現状に満足しない姿勢。すごすぎる。

99%の国民が食べたことがあるコーンフレークの「あるある」と「ないない」を繰り返し、ネタにするっていうセンス。全部の言い回しが映像に浮かびましたよね。笑ったなぁ。中華のテーブルで飛び散る絵も。「朝から楽して腹をみたしたい煩悩の塊」からの「煩悩に牛乳かけてる」は何回聞いてもおもしろい。

このネタって読むだけでもオモロイから、下手な素人がやってもオモロイと思うんですよ。でも、この二人が言い回し含めて完璧に仕上げるからこんなことになったわけで。ざわつきましたなぁ。凄かった。これがM-1ですよね。沸いたなぁ。

 

8.オズワルド/寿司

いい。東京って感じでうまいしいい。声もいいし。よくミルクボーイの後にあのテンションでテンポも上げずよくやれたわ。

全員がミルクボーイの余韻を引っ張ってたから、「角刈り」ってワードが出たところで「ミルクボーイさんやないんやから」みたいなアドリブ入れて欲しかったなぁとは思いました。アドリブ入れるようなネタでもないと思うけど。また違うネタ見たいなぁ。終わった後、一番悔しがってた、と誰かがラジオで言ってたなぁ(誰やったかな)。

 

9.インディアンス/おっさん女子

そんなに好きなタイプではないんですが、笑いました。ただ、ネタが飛んでたみたいですね。たしかに変にボケ重ねてくるなぁとは思いました(日本酒の種類とか、そんなおもんないのに、またほじくり返して言うやつとか)。

ノンスタの石田は「積み重ねのネタやから、飛びがちなタイプ」と。塙は「どうもぉぉぉぉ~~~~~~!!!!」っていいながら下手から助走着けてそのまま漫才に入るのがインディアンスの良さやから、M-1独自のせり上がり→階段降りる(大音量の出囃子)→階段下から進むっていうちょっとした間がインディアンスの勢いを殺していたのかもとは言ってましたね。ただ、一番うなずいたのは、中川家の剛がボケに対して「漫才やのに、ギターソロやりすぎ」って評してたのが印象的でした。

 

10.ぺこぱ/タクシー

オードリーが観ながら泣いたと評するダイバーシティ時代の漫才。2015年にBSでやってた「笑けずり」ってお笑い合宿の番組(Aマッソとかザ・パーフェクトとか出てた)で悩んでたのを見てたくらいで、頭から消えてたコンビでした。

3回戦のネタをみておぉ!と思ってましたが、、ここまでとは。笑ったなぁ。和牛には悪いけど、ひっくり返せ!って祈っちゃいました。これまでの9組のキレイな漫才がフリになって、肯定ツッコミが活きる完璧な順番での出番。ほんまにひっくり返すとは。採点のとこで「行け!!!!」って行ってる二人見るだけで感動しますよね。

ぺこぱの元所属していた事務所の人達のテレビ観戦動画がまたいいんすよ。じわる。なんかいい。

www.youtube.com

 

いろんなM-1後の芸人ラジオ聞いてて思うのは、ぺこぱのネタに対する言及が非常に多い。おそらく、ミルクボーイのネタはすごすぎて言うことがない。ぺこぱのネタは新しい上に、可能性を感じるというか。それもあって、語る芸人が多かったなぁ。いやぁ。2020売れて欲しい。

 

決勝(ファイナルステージ)。

 

ぺこぱ/電車

ぺこぱまさかの2連チャン。逆に2連チャンがおもしろくて、ぺこぱのシステムもわかって、自己紹介からウケてる。2本目もクオリティ高かい。1本目同様、社会問題をフックにしているのもいい。売れて欲しい。

 

かまいたち/トトロ

やっぱかまいたちはすごい。1本目よりはちょっと弱いけど、このかけあいはかまいたちにしか出来ない。ミルクボーイのネタと逆ですね。トトロ見てないってどういうネタやねんな。うまいなぁ。

 

ミルクボーイ/最中

同じシステムで2本目どうなるかとざわついてましたがまだまだ持ってますなぁ。メッセンジャーのあいはらが「このパターンで100本くらいネタあるでこいつらは」といってました。家系図入れてきたり、上あごにはりついてハーモニー味わったことあるやついない、だれも最中の口になってない、は笑ったなぁ。

 

 

3組見た後、もし僕が審査員やったらと考えました。ファイナルのネタだけで判断するなら。かまいたちとミルクボーイのどっちか。ミルクボーイは1本目のコーンフレークが強すぎた。かまいたちUFJが強すぎた。2本目ももめちゃくちゃおもろいネタなんですけどね。

ただ、やっぱり、M-1で見たいのは、シンデレラストーリー。サンドウィッチマン、オードリーを代表する無名からの勝ち上がりを見届けたい。それがM-1。一晩で夢を叶えられる場所。

ミルクボーイを押すでしょうね。

 

M-1後のアナザーストーリーは泣いた。ここまで見てM-1だと思います。

gyao.yahoo.co.jp

 

床屋のおっさんのセリフがね。泣ける。

 

今年のM-1はおもしろすぎた。

 

点数:100点

(88)分人論で読み解く映画「愛がなんだ」と深川麻衣の良さ

 

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

愛がなんだ

会社の後輩に勧められて、一人で観てきました。

ケラケラ笑いながらずっと観てたんすけど、見終わった瞬間はあ〜金麦飲みてぇって感じで。それが、時間が経てば経つほど、金麦と共にじわじわ染みてきてることに気づく。

翌日にゴジラキングオブモンスターズ を観たのに、全然上書きされませんでした。なんか登場人物の心境とか、行動原理とかいろいろ考えてしまって、今もまだ残ってるんですよね。


トップ画像は、ゴジラよりもキングギドラよりも印象に残ってて、この映画で一番愛おしいラスト近くの「葉子の振り返り」。マジでここで惚れた。

ということで、以下ネタバレにも触れてるんで、観てない方はお任せします。

単なる恋愛あるある映画っていうよりかは、形にもなっていない恋愛、破片恋愛映画。テルちゃんとマモちゃんの関係って形に残るものにはしない。多分マモちゃんがさせない。あーいう関係って、二人でいるときに写真撮らないんですよね。。。(しみじみ)。。。でも、そんな恋愛の破片話って、そこらじゅうに落ちてて。実はあるあるなのかも。話題になるのもわかる。恋愛って好きって言って付き合ってって単純なものの方が少ないのかも。描き方がキラキラすぎず等身大で。治ったと思って忘れかけてた古傷に、時間をかけて染みこんでくる。そんな映画でしたね。

いろいろと「愛がなんだ」の記事とかインタビュー漁ったりしてる中で、たまむすびでの町山智浩さんの映画評が秀逸でした。これ聞いて、はっとしました。これは敬愛する芥川賞作家・平野啓一郎さんの「私とは何か『個人』から『分人』へ」で提唱されてる分人論が当てはまるなと。  

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)

 

この本の内容をざっくり言うと「人間ってのは『個人』じゃなくて、他者とのコミュニケーションごとに作られる『分人』の集まりなんす」って考え方を説いてます。人間は不変な一個人ではなく、家族の前で、職場で、学校で、友達の前で、ツイッターで、あの場所で、恋人の前でっていうそれぞれ違う「分人」を使い分けていて、その構成比率によって「あなた」って言うものができているんやでと。ま、詳細は本読んでください。読みやすいし、めちゃくちゃおもろいんで、まじで必読。

この概念の中で平野さんが説明されてる愛とは「相手の存在が自分自身を愛せさせて、自分の存在が相手自身を愛せさせていること」みたいなことが書いてあって、つまりは「その人といる時の自分が好きかどうか」っていうシンプルな考えなんすよ。

 

これって、最近電撃結婚した山ちゃんと蒼井優にもつながっていて、ヒャダイン氏経由で蒼井優がまんまこのこと言っててたらしいんですよ。

平野啓一郎を敬愛しているオードリー若林が山ちゃんに話して、その山ちゃんが蒼井優に話したんかなぁと予想。ま、関係ない話題はおいといて、この分人論を使って愛がなんだを読み解くと、

 

狂人とも見えるテルちゃんは「マモちゃんが好きな自分が好き」なんだろうなぁってことです。マモちゃんという「好き」になれる対象を見つけて「あ、わたしってこんな自分になれるんだ」って発見して、嬉しかった。マモちゃんに呼ばれてすぐに家に向かっちゃう自分、会社休んであげちゃう自分、朝まで飲みに付き合ってあげちゃう自分をみつけちゃったんですよ。マモちゃんから突き放されてもその自分を忘れられないから、その「分人」を消したくないから、どんな形であってもマモちゃんとの繋がりは消したくないんだと。

ほんと「愛がなんだ」ですよ。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

でも、そうじゃないのはナカハラ。BBQをきっかけに、葉子の都合のいい相手だけではなく、見返りとしての「愛」を感じたくなった。いい意味でも悪い意味でも、いつも変わらない葉子。葉子にも自分の存在を感じたかった。本業のカメラで撮るってことは、葉子に自分の価値を認めて欲しかったんですよね。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

ナカハラはテルちゃんを似たような存在だと思っていた。葉子の前から姿を消す前にテルちゃんに会った。でもテルちゃんのマモちゃんに対しての思いは、見返りとか愛とかそんなもんじゃないじゃない「愛がなんだ」レベルにいて、ナカハラとは違った。いびつだけど幸せそうなテルコをみて「幸せってなんなんすかねぇ~」って。100点のセリフっすよ。 ナカハラが去り際に唾吐いたのも吐き出し先のない思いなんですよね。

(追記)※すんません「幸せになりたいっすね~」が正しいようです。そのあとの「うるせぇバァカ」のテルコのセリフが100点でしたね。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

そのあとの、ナカハラの救いとなるこのシーンは、この映画で一番好き。葉子登場シーンの「よっ」は、この映画一番の「よっ」やし、その後の「仲原青で検索したら」はもう泣ける。葉子もナカハラとの分人を求めていたんだと思う。マジで、この時の葉子は惚れる。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

葉子ってか深川麻衣の話になりますけど、朝ドラの「まんぷく」も観てました。ただ、全く認識してなかったし、いいなとも全く思ったことなかったのに、この映画の後、初めて「深川麻衣」の名前を検索した。やはり、はまり役ってあるんすねぇ。また、葉子を観にこの映画を観に行きたいもん。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

肝心な、成田凌はね。かっこいいっすからね。

町山さんのこの映画評でおもしろかったのがもう一つあって、小説ではマモちゃんは、かっこよくもなくどうしようもない描写だったらしく。マモちゃんが成田凌に見えてるのはテルコだけ説ってのは、マジで笑った。確かに、テルコが居るときにしか現れないから、そうなんかもなぁ。監督はマモちゃんをダメ男に描くために、成田凌から自然に出てくるモテ仕草を抑えまくったけど、アドリブの「指での追いケチャップ」は止められなかったってのが笑ったなぁ。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

江口のりこはね、相変わらずいいっすよね。この人いつも恋愛にちゃちゃいれてくる存在。本当にちょうどいい雰囲気と存在感もってるんすよね。

 

ポスターのおんぶといい、江口のりこの起用といい「ジョゼと虎と魚たち」オマージュもあるんでしょうなぁ。

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(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

長くなったけど、良き映画でした。

 

点数:93点

(音楽)2019年に行ったライブ~藤井健太郎〜ゆるふわ~YSIG〜ミスチルドーム~

備忘録として。

なんやかんやで、ぼちぼち音楽は観に行っておりま。

 

STILL MORE BOUNCE@UNIT 2019/02/02 

武道館行ってますます大好きになったBAD HOP、親愛なる隣人PUNPEE氏、さらに一度は見てみたかったゆるふわギャングが勢揃いのオレ得イベント。主催は大好きな水曜日のダウンタウンのプロデューサー藤井健太郎氏と、なんという楽しい枠組み。妻に懇願して一人で行きましたよと。

水ダウの映像なんかを作っているODD JOB軍団も見たくてオンタイムに行ったら入場がなかなか出来なくて見られず。泣。ただ、PUNPEEを前の方で見てるときに、ODD JOBの方?から「水曜日のダウンタウンの映像とかやってるODD JOBっていいます」ってなぜかオレにだけステッカーをくれて、怖かったけどもらっちゃいました。あざす。

 

イベントのロゴもいかしてて、イベントステッカーも購入。

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STILL MORE BOUNCEステッカー

BAD HOPには小さい箱でしたね。PUNPEEはおもろかった。藤井さんのVJもよかった。初めて見るゆるふわがめちゃくちゃ良くて、この日一番上がった。箱のサイズ感とかが一番はまってる。アイナジエンドはギターの人が野次に怒ってたな-。眠くてQiezi Mabo途中で抜けて松屋でカレー食って帰った。


ゆるふわギャング & Ryan Hemsworth Japan Tour@WWW X 2019/04/19

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ゆるふわギャング & Ryan Hemsworth Japan Tour

STILL MORE BOUNCEでやられたんで、ワンマンも見たくてGO。

Ryan HemsworthのDJが楽しくてこりゃあがるわと思ってたんすけど、予想以上にゆるふわのライブが短くてショック。しかし、あの二人はなんかオーラがありますなぁ。引き続き、要チェックやで。

 

YOUR SONG IS GOOD @ 日比谷野外音楽堂 2019/04/21

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日比谷野外音楽堂

大学時代住んでた部屋がスカパー見放題で、スペシャSTUDIO GROWNって番組を毎日見てたんすよね。そこにYSIGのサイトウジュンさんが何曜日かに出てて、それからたまに聞いてて。ゆるくていい番組やったなー。三宅洋平とかハマケン、一十三十一、タブゾンビ、イルリメとか番組からだいぶ影響受けたなぁ。一十三十一かわいかったし。だいぶ好きでした。

んで、TBSラジオのアトロクでYSIGがライブやってて。宇垣美里も唸るくらい、そのライブがめちゃくちゃ良くて。日比谷でライブやることを知り、行こうか迷ってたら友達に誘われたんで妻と二人で参加。

やっぱ、いいっすね。すきですわ。無限に続くインスト音楽に「変な音楽やな」という妻の感想が一番しびれました。20周年おめでとうございます。

 

 

Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”@東京ドーム 2019/05/20

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Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”

ミスチルの大ファンである妻の付き添い参加。

私の影響で、BAD HOPも大好きなマイワイフ。オレしか笑わないであろう妻のBAD HOPものまねが最高なんすよ。Barkの歌まね、G-kidの電話ジェスチャー、Yellow Patoのハンドルと、知ってたらめちゃくちゃ笑えるんすよね。ミスチルとBAD HOPの2つだけ好きってキワモノはそうそういないでしょう。そんで、このライブの同日に、リバトークやってたんでだいぶ悔しがってました。

さて、妻の付き添いミスチルは今回で4回目。日産スタジアム、仙台でやってたap bank fes、横浜アリーナで、今回の東京ドーム。やっぱ、めちゃくちゃでかいっすわドーム。5万人って。すげぇなミスチル。BAD HOPはまだまだドームへの道は遠いなぁ。

そんな感じなんで、正直ミスチルのライブ事情には詳しいです。

妻にも毎回話してるんですが、過去3回参加して総じてライブグッズがダサい。これは致命的。そして、桜井さんの服もダサい。あとは、曲に関しては長年にわたる小林武史プロデュース時代のヒット曲をする時の演奏が下手というか変。なんかずれてる。やはり、小林武史の演奏力はすごいことがわかる。ただ、小林武史から脱出した最近のミスチルはロック調なんで、ものすごいバンド感があって俺好み。非常に良い。

で、今回の東京ドームライブなんですが、平成のヒット曲を多めにってことで、Tomorrow never knowsとかやってくれて小学生のころに聞いてた曲が聴けて感動、、、ただ、やはり演奏が変。オリジナルメンバーのギターとベースもそうですが、サポートのキーボード二人がなんかなあ。小林武史やっぱすごいなって今日も思いました。そして、ポップスって繊細なんやなぁと。やっぱり、桜井和寿ありきのバンドであって、彼の弾き語りだけの曲のパフォーマンスはすばらしくて、彼の圧倒的な歌とパフォーマンス力の基で成り立っているバンドですな。

しかし、1日5万人の東京ドーム2日間で5都市で同じようにツアー。ほんとまじですごいバンド。小林武史桜井和寿と時代が生み出したモンスターバンドですわ。

 

以上!

 

 

 

(87)洗骨/沖縄を舞台にしたすばらしい傑作ですねこれは。

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出典:https://eiga.com/movie/88744/photo/

たまにこんな映画との出会いがある。

映画を見終わったあとも、思い出すと涙が出てくる映画。

これは名作ですよ。ほんとに、とても「いい映画」。

 

舞台は沖縄の粟国島。今も島に残る洗骨とは、風葬し、数年後に骨になった遺骨を取りだしてきて洗うという風習。その「洗骨」にまつわる、笑いあり涙ありのヒューマンドラマ。

脚本・監督は照屋年之さん。

これが、まさかの、ガレッジセール ゴリさんの本名。本人の出演は全くなし。

正直、唸りました。めちゃくちゃうまい。

パンフレットを読むと、よしもとが映画に力を入れだしたタイミングで短編監督デビュー。評判が良かったそうで、短編を複数作ったあと、長編も1作作ったが、これが相当評判悪かったらしい。ただ諦めきれず、映画作りにハマって、自主制作でも短編を作ったりされていたそう。この映画は長編2作目。積み重ねの結晶なのかもしれません。

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出典:https://eiga.com/movie/88744/gallery/4/

気になるところもいくつかあったけど、そんなことはどうでもよくなるくらい、全体のバランスがいい。邦画にありがちな無駄な説明セリフもないし、そのセリフ遊びが心地よい。芸人のセンスが光っている。映画の空気が悪くなるシリアスなシーンにも、遊びセリフを入れていて、良い弛緩剤になっている。なんというかちょっとだけ日常のやりとりから外したセリフで笑いを取るところ。いやらしすぎなくて、日常にもありそうな範囲にとどめている。この絶妙なやりとりは、あんまり日本のドラマや映画では見られないようにおもう。脚本のセンスは相当。映画に優しい雰囲気を醸し出している大きな要因のひとつ。

それ以外にも、沖縄の風景を挟み込む間や、無音になるような演出の間なんかも素晴らしい。おいおい、どうしたこれ?とほんと動揺するくらい絶妙だった。河瀬直美監督の奈良の自然ドヤって感じに近いけど、それよりもなんか柔らかい。ちょっと長いかな~と思うようなところも、なんかそれのせいで涙が出てくるような。環境音のみのシーンや、セリフ無しシーンでも、何度も泣いてしまった。

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出典:https://eiga.com/movie/88744/gallery/2/

私は今33才なのだが、若い頃から大事な人を亡くした過去が、悲しいかな、けっこうある。19の時に親友を病気で亡くした過去が一番辛く、正直、数年は思い出すだけで夜に泣いたりしていた。それもあって、人の生き死にについて考えた量は、同世代の人よりも間違いなく多いと思っている。海外に行くとその国の死生観を調べたり、宗教施設にいったり、本も沢山読んだ。だから、死生観を軽く扱っているような映画を観ると腹が立ってしょうがない。余命残りわずかとかを売りにした恋愛映画は、人の死を涙に利用しているだけで、マジでくそ食らえだと思っているが、見たらやはり泣いてしまう。でも嫌い。

この映画は、それを踏まえても、扱い方が丁寧ですばらしかった。

生と死の対比にとどまらず、風葬前と洗骨前という対比まで描いていたし、とても大事に描いていた。

正直、洗骨というこの儀式も羨ましいと思った。仏教だと、四十九日での納骨がスタンダードでその後の法事が一周忌、三回忌、七回忌でしょうか。この映画での洗骨は、納棺から4年後。また会えるという表現をしていたが、死者の骨を洗うという、仏教のそれよりも圧倒的に死者への関わり方が濃密で、長い。自然信仰で自然とともにある風土と、祖先を大事にする沖縄だからこそ残っているのかも。

画としては、ちょっと異様で気持ち悪いものになるかもしれなかったのに、あの美しい風景がうまく中和していた。

死を受け入れ、生を受け入れる。

命の大切さを感じ取れる映画。

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出典:https://eiga.com/movie/88744/gallery/

俳優も奥田瑛二がどうしようもない役で、らしくない役をされていて、筒井道隆の静かに怒る姿、水崎綾女のちょっと馬鹿そうな女の子感、そして特筆すべきは大島容子の圧倒的なまとめ力。皆さんとても良かった。監督のキャスティングのこだわりも書いてあったが、芯もあるし演出力があるんだろう。

ただ、このメンツだと日本でのプロモーションは弱いなぁ。作品力は強いから、口コミしかない。配給のファントムフィルムも弱いし、予算もないんやろうなぁ。と、一人でも多くの人に見て欲しくなって、久々に感想書いてるんですけどね。

ちょっとラストからのエンドロールと主題歌で、感動のあまり立てなかった。死生観を描いた映画の中では、トップクラスにいい映画。

マジで、劇場探してでも観てください。

 

点数:95