炙るあざとさ、炙らない正直さ

映画とかあれとかそれとか

(84)孤狼の血/これ見なくて何をみるんじゃ


スポンサードリンク

f:id:kentaroll:20180521185659j:plain

出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

孤狼の血

白石和彌監督のヤクザ映画。マジで待ってました。やってくれました。「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たち」で見せつけた、どうしようもない生活を描かせたら右に出るものはいないその手腕。その監督が、広島を舞台にしたヤクザものを撮るということを聞いた時から、ワクワクが止まりませんでした。なんせ仁義なき戦いとか大好きやし、それが今の時代に見られるなんて。最高過ぎるでしょ。

 

もうオープニングからかましてきますよ。ここでダメな人はもう見るなと言わんばかりのバチコンと顔面ストレート決めるかのごとく映像狂気。笑

ここで出てくる竹野内豊が、まんま「仁義なき戦い 広島死闘編」の大友なんですよ。格好から立ち振る舞いから。これだけで「ウェーーーーーイ!!!」とブチ上がりました。

 

f:id:kentaroll:20180521185709j:plain

出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

とはいいつつ、話を動かすのは役所広司演じる大上と、松坂桃李演じる広大こと日岡の警官コンビ。警察視点でのヤクザ抗争映画な訳なんですが、まぁ役所広司がねぇ。凄過ぎる。この人は本当に凄いわ。ヤクザ顔負けの凄みを効かせつつも、警察としての立ち振る舞いも微かに見せる絶妙な演じ具合。役所広司のお陰で、この映画の格が2ランク以上上がっている。そして、さらにそれを支えるというか、欠かせない男前要員でもありつつ、演技も最近キレキレの松坂桃李。途中何度か気が狂ったようになるシーンがあるのですが、その狂い加減が絶妙。

他にもキャストがええんですよ。右翼っぽいピエール瀧も最高やし、

f:id:kentaroll:20180521185719j:plain

出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

クラブのママの真木よう子も程よく凄みがあって良い。真木よう子に関しては、もうちょっと肉付きよくした方が良かったなぁ。痩せ過ぎてるあたりがちょっとエロさが不足してました。ヤクザが通うクラブのママ感は弱いが、演じるべきパートはしっかりおさえてて、やはり流石ですよ。

f:id:kentaroll:20180521185722j:plain

出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

あとは、ヨウスケエグチも若頭としては、ヒョロ過ぎましたねぇ。インテリヤクザタイプをやるにしてももうちょい肉付きよくしてほしかった。ただ、最高でしたよ。

f:id:kentaroll:20180521185727j:plain

出典:孤狼の血 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com

 

ストーリーも面白いし、画力も強いし、汗の質感や、演者の気迫がもう最高にマリアージュしてて、マジでめちゃくちゃ面白かったです。

白石和彌監督いい映画作ってくれましたよ。

東映配給だからか、なんか宣伝がイマイチ下手な気がするんですが、めちゃくちゃヒットしてほしい一作!

こういう映画が今の日本は売れるべき!

応援してます!

 

95点