炙るあざとさ 炙らない正直さ

刺身とか映画とかあれとかそれ

(57)ミュージアム


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出典:ミュージアム : フォトギャラリー 画像(6) - 映画.com

 

ミュージアム

※ネタバレありです※

 

映像の質感は好きでした。雨のシーンがじっとりとしていていい。

それと小栗旬がやはりベリーグッド。妻夫木くんの強そうな感じもまたいい。一時的にパンプアップさせてたと思われる上半身のゴツさがあった。

ただ、肝心の猟奇殺人やその周辺の描写がもひとつ弱い。もっとエグさというか、怖さがあっても良かったし。

話の枠組みは、もろに映画「セブン」

原作の漫画に忠実なのか、その設定いるかな?という部分が多々見られた。カエル男と女医が双子?兄弟?やったり(漫画MONSTERの丸パクリ描写)、小栗旬のお父さんが大森南朋で通り魔に刺されて死んでたり(助けられた親子が挨拶に来るシーンは本当に不要)。小栗旬の人物像を明確にするためだったとしても、いらんと思うなぁ。

そんなところを削って、もっと映画をシュリンクさせた方が骨太になったような。

でも、人集められるキャストでこの映画を作る気概は素晴らしいですね。

もっと絶望的なエンディングの方が好みでした。

 

点数:80点