炙るあざとさ 炙らない正直さ

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(52)ボーダーライン SICARIO


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出典:ボーダーライン : フォトギャラリー 画像(3) - 映画.com

 

ボーダーライン SICARIO

麻薬カルテルモノはブレイキング・バッドから大好きなのですが、これまた違った視点で描かれた本作。面白い。

映画全体はものすごく静か。そして、画が、空が美しい。

FBI捜査官のケイトことエミリー・ブラントが真実を知らされずに麻薬カルテルと立ち向かう事になる。この様は、鑑賞者でも不安になりいらいらする。

しかし、有無を言わせないアレハンドロことベニチオ・デル・トロの存在感。怖い。
水拷問のシーンは詳細が描かれないんですけど、もう尋常じゃないことをしていることが容易に想像できる。怖い。

悪は悪で制す。断絶ではなく良い方の悪で抑える。
こういう話、正直者がバカを見るではないですが、こういう世界が世の中には必ずある。わかる。

プロによるプロの仕事。

邦題のボーダーラインはちょっとイマイチですが、じわじわとくるオススメの映画には間違いない。

 

点数:89点